この物語はほぼフィクションです。
登場する人物・団体・名称などはだいたい架空のものであり、
実在のものとはあんまり関係ありません。
目次
せっかくだから

家族写真撮れてよかったね。



ね。
でも1人足りないんだよね。



おばぁちゃんね。
部屋から出たがらないからね。



色々と億劫になっちゃうんだよ。
もう98だからね。



まぁねー。
でも、せっかくだから…。
せっかくの家族写真におばぁちゃんがいないのはやっぱり寂しい。
98歳だから、家の外に出るのだって一苦労なのはわかるけど。
やっぱり撮ろう



やっぱり、
せっかくだから撮ろう!



ばぁちゃん、
写真撮ろう。



えー?



写真!
聞こえる?
写真!!



えーー??



(…まぁいいや。
無理矢理連れて行こう。)
ということで無理矢理外に連れ出しました。
玄関外に出るまで30分くらいかかるけど、せっかくですもんね。


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