【84話】うーちゃんと初対面

この物語はほぼフィクションです。
登場する人物・団体・名称などはだいたい架空のものであり、
実在のものとはあんまり関係ありません。

目次

ぴったり時間通り

パパ

(…事前の説明だと、
手術時間は30分ほどって
言ってたな…。)

パパ

(…とりあえず測ってみてるけど、
何やってるんだろ?俺。)

パパ

(ていうか
オペ室のドア
開けっぱなしなんだ…)

パパ

(ついたて1枚挟んで、
ママはおなか
切ってるのかなぁ…。)

パパ

(…あー、もう落ち着かない。
ちょうど30分か…。
生きた心地がしない…。)

パパさーん、
産まれましたよー!
おめでとうございます!

パパ

!!!?
あ、ありがとうございますっ!!

キレイにしたら
赤ちゃん連れてきますね。
あちらの部屋でお会いできますので。

パパ

はい!
よろしくお願いします!!

時計のタイマーは32分。

ぴったり時間通りに生まれてきてくれたようです。

順調、ってことだよね?

うーちゃんと初対面

お待たせしましたー。
こちらが赤ちゃんですよー!

パパ

お、おおお…

パパ

(言葉にならない…)

元気な赤ちゃんですよ!

うーちゃん

パパ

(…泣いてないんだなぁ。
可愛いなぁ!)

よかったら
写真撮ってあげてくださいね。

パパ

え、え?
あ、はい!!

パパ

(これが、うーちゃん。
可愛いなぁ…

マジ天使

それ以外の感情が生まれませんでした。

産まれてきてくれてありがとう!

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この記事を書いた人

社交ダンスの先生。40歳にしてママとの間に最愛の第一子、うーちゃんを授かる。

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