【157話】98歳のひいおばあちゃん

この物語はほぼフィクションです。
登場する人物・団体・名称などはだいたい架空のものであり、
実在のものとはあんまり関係ありません。

目次

せっかくだから

ママ

家族写真撮れてよかったね。

パパ

ね。
でも1人足りないんだよね。

ママ

おばぁちゃんね。
部屋から出たがらないからね。

パパ

色々と億劫になっちゃうんだよ。
もう98だからね。

ママ

まぁねー。
でも、せっかくだから…。

せっかくの家族写真におばぁちゃんがいないのはやっぱり寂しい。

98歳だから、家の外に出るのだって一苦労なのはわかるけど。

やっぱり撮ろう

パパ

やっぱり、
せっかくだから撮ろう!

パパ

ばぁちゃん、
写真撮ろう。

えー?

パパ

写真!
聞こえる?
写真!!

えーー??

パパ

(…まぁいいや。
無理矢理連れて行こう。)

ということで無理矢理外に連れ出しました。

玄関外に出るまで30分くらいかかるけど、せっかくですもんね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

社交ダンスの先生。40歳にしてママとの間に最愛の第一子、うーちゃんを授かる。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次